1949年、メリーランド州マウントレーニアにて、14歳の少年に悪魔が憑依するという事件が発生する。少年のベッドが勝手に動き出したり、寝室の壁から不気味な物音が聞こえるといった奇怪な現象が見られたが、最初両親は単なる子供のヒステリーだと考え医者に相談。しかし少年の症状は一向に改善しない。思い余った両親は、イエズス会のウィリアム・ボウダン神父に悪魔払いの儀式を執り行うよう依頼する。神父たちの必死の儀式をあざ笑うかのように、彼らを口汚なく罵り、嘔吐、放尿を繰り返す少年。ボウダン神父は少年を救えるのか？そして悪魔の正体とは？大ヒットした映画「エクソシスト」のモデルとなった実話、“メリーランド悪魔憑依事件”を再現映像化したホラー。悪魔に取り憑かれてしまった14歳の少年。彼の両親は、1人の神父に悪魔払いを依頼するが…。

はっきり言うと私はこっちの方が好き。悪魔憑きの少年が天子の歌声さながらにアベマリアを歌うシーンが、不気味で何故か物悲しくて…。実話に近いと言うことで、「エクソシスト」のように本格ホラーの怖さはないですが、かえって不気味な気がします。(2002/3/1　きめら)